【1年間使用して】トリダスPROを買ってよかったと思う理由

トリダスPRO

こんにちは、イバスタです。

女性薬剤師
女性薬剤師

一包化が多過ぎて、親指が痛いです。

なんとかして!

保険薬局薬剤師、病院薬剤師のどちらも一包化作業は毎日やりますから、慢性的に親指が痛くなり、本当に辛いです。

そこでならないかと調べたところ、トリダスPROという気になるワードを見つけました。

このトリダスPROを実際に購入し使ってみたところ、一包化作業が多く慢性的な親指の痛みで悩んでいる方に役立つと思ったので記事にしました。

では早速いきましょう。

指の痛みとサヨナラするならトリダスPROがオススメ

トリダスPROを自費で購入し、職場で1年近く使ってみましたが

結論として

買った方がいいです。

特に一包化をすることが多く、親指の痛みで悩んでいる薬剤師が職場で多ければ多いほど、トリダスPROの購入によるメリットは多くなります。

当初はこんな機材に4000円もするのかよ??と思っていましたが

それでも買う価値はあると私は思います。

イバスタ
イバスタ

大量の一包化や錠剤カセットの補充時にトリダスPROは欠かせなくなってます。

ではトリダスPROの特徴を説明した上で、オススメする理由について解説していきます。

トリダスPROについて

まずトリダスPROの特徴についてです。

トリダスPROの製品説明書からの引用ですが

重量:54g
対応錠剤:直径5mm〜10.5mm程度
対応カプセル0〜5号
ロート部分が取り外し可能

トリダスPRO製品説明書より引用

これだとあまりイメージがつかないので具体的に説明していきます。

まず特徴的なのは機材の軽さです。

実際に持つとかなり軽いですし、手首の負担は全くありません。軽いので手首を気にすることなく1日中使っています。

具体的な重量を例えるとだいたい卵1個分くらいの重さと考えればイメージしやすいのではないでしょうか?

トリダスPROが対応できる錠剤のサイズについて

対応可能な錠剤のサイズについてです。

説明書に記載のある対応錠剤の直径5mm〜10.5mm程度というのは、プレドニン錠からバクタ(ダイフェン)錠くらいの大きさだと思ってもらえればいいかなと思います。

小さい錠剤から大きい錠剤まで幅広く使用することが可能です。

また細長いレボフロキサシン錠などでも使用可能で、錠剤の形で問題なったことは今のところありません。

トリダスPROが対応できるカプセルのサイズについて

続いて対応カプセルについてですが

イメージとしてはチアトンカプセルからセファレキシンカプセルまで対応することが可能だと思ってもらえればいいと思います。

実際に使用してみて結構小さいカプセルまで対応できていました。

ただちょっと気になったことは、うまく押し出さないとカプセルが潰れることが何度かあるので、カプセルに使う場合は少し注意して押し出した方がいいと思います。

またトリダスPROには分包機に直接撒くことができるロート部分があります。こちらは取り外し可能です。

このロート部分は徐々に錠剤の破片などで白くなってしまうので定期的に掃除をしておくといいでしょう。

耐久性について

耐久性についてです。

何度か机の角にぶつけたり、床に落としてしまったことがあるのですが、実はこのトリダスPROはポリカーボネート樹脂(PC)製で、プラスチック中最高の耐衝撃性を持っています

実際に職場に導入し、毎日高頻度で使用していますが、現在のところ不具合が生じた形跡はありませんので耐久性については心配なく長年使用できると私が考えています。

トリダスPROのメリットについて

次にトリダスPROのメリットについてです。

親指の痛みから解放される

トリダスPROの構造としてレバーを握ると押し出し棒により錠剤を押し出すので使用する指は親指以外になります。

そのため指の痛みの悩みから解放されます。

イバスタ
イバスタ

 トリガー式なので親指に負担はかかりません。

例えば

1日3回毎食後90日分

という処方を考えてみると。

この処方って割と普通に出ると思います。通院困難な患者さんだと180日処方といった方もいます。

例え日数が長くても、一包化する錠剤が少なければそこまで負担がかかりません。

しかし分包する錠数が多くなるほど、一包化指示の処方が多くなるほど親指の酷使で慢性的な痛みとなり、さらにはPTP包装が原因で指を切ってしまったりといったトラブルがおきてしまいます。

こういったトラブルをトリダスPROを使用することで解消できるわけですね。

薬剤包装の混入がない

これは何気に自分は気に入っているところです。

錠剤を手で撒いていると、時折強く押しすぎて、包装の一部が分包機に混入しまうことがあります。

たまたまかもしれませんが、トリダスPROを使っていて今まで包装の一部混入は一度もありませんでした。

慣れてくればかなり便利

トリダスPROのメリットを十分に感じるためには、一定期間使用して慣れる必要があります。

使い始めは慣れていないので、指でやる方が圧倒的に作業が早いです。

ただ一旦コツを掴めてくると、一気にスピードが上がり、手撒きとほぼスピードが変わらずスムーズになりますのでおよそ1週間ほど継続して使うことでメリットを実感始めると思います。

デメリットは?

トリダスPROのデメリットは

価格が高いということです。

定価は3800円とのことで、当初はたかだか、PTPシートから取り出すのに結構高くないか?と感じてしまいました。

しかも途中で諦めてしまえば高い出費になるリスクがあります。

なので、4000円近くの出費を出したくない人や、そんなに一方化しないよ〜っていう人にはトリダスPROはいらないかなと私は思います。

ただ、仮に購入したとして自分が使わなくなっても、他の薬剤師が使用するかもしれないので、最終的には無駄にはならないと思います。

効果を感じるにはある程度時間が必要なことがデメリットです。

錠剤が割れるリスクは?

トリダスPROを1年間ほど使用して割れたということは今のところ一度もありません。

もちろん錠剤が100%割れない保証はないですが、今までトリダスPROを使用して錠剤が欠けたことはないので、錠剤が割れるリスクは限りなく低いと思います。

もしトリダスPROが高くて迷うならトリダスもあり

トリダスPROが高くて手が出せないよっていう方には、トリダスという1500円くらいで購入できる商品もあります。

こちらはトリダスPROと殆ど同じサイズの錠剤に対応可能です。

少し面倒なのが

お薬ケースが小さいのですぐに取り出す必要があること。

ただし、着脱可能なので、業務中はお薬ケースを取り出して使用すれば良いですが、分包機に直接撒くことができないため、一度乳鉢等に薬を出してから撒くという一手間がかかります。

またトリダスの場合、押し出し棒は親指で対応するので、トリガータイプのトリダスPROとは違い、親指の痛みを根本から解消できるわけではないことも注意が必要です。

この差が3000円の価値になります。

この差に価値を見出せないならば、トリダスでも十分だと思います。

私は長年使用を前提で、購入額以上のメリットがあると判断しトリダスPROにしました。

一包化が多い中でご自身、スタッフのQOLを上げるのにトリダスの導入はオススメだと思います。

一包化が多すぎて、指が痛くなるのは薬剤師共通の悩み

毎日、毎日沢山の錠剤を一包化すると親指が痛すぎて辛いですよね。

でも痛みを我慢しながら日々業務をしなければなりません。

このようにPTP包装が爪と指の間に入ってしまい出血したり、親指を酷使して親指の付け根が腱鞘炎になったりと、調剤をする薬剤師の宿命と言えるのが一包化による親指のトラブルです。

イバスタ
イバスタ

 よく指を怪我するのでよく絆創膏をつけて調剤しています。

なので、少しでも早く親指の痛みから解放されたいと思うのであれば、トリダスPROの導入を検討してみてはいかがでしょうか?

以上です。

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