こんにちは、イバスタです。
資料が多くてまとまらないし、なくしちゃうし…
何か効率化できる方法ないかな?
ねえ、イバスタ。
いつもプライベートのiPadを持って仕事をしているけど、iPadって病院薬剤師の仕事に役立つの?
かなり役立ちますよ!
iPadは色々なところで使えます。
そうなんだ!
どういう場面で役立つか詳しく教えてくれない?
今回は病院薬剤師にiPadをオススメする理由を説明します。
では早速いきましょう!
コンテンツ
iPadは様々な場面でかなり役立つ
結論から先に言うと、iPadは決して安くない買い物かもしれません….
しかし価格以上のパフォーマンスを発揮してくれます。
これはマジですよ!3年使用していますが、やはりiPadを購入してよかったと思います。
そもそも医療現場ではiPadの導入は進んでいます。
また病院内では、個人でiPadを所有している医師が多く、さらにMRなどが積極的に活用しています。
最近はコロナの影響でMRさんが来院できないので、iPadを持って待っているMRさんを見かけなくなりましたね。
つまりiPadをはじめとするタブレットを医療現場で医師やMRが仕事に使っているところを見るとiPadが有用であることは明らかです。
また現に私の職場ではiPadが各病棟用に看護師、薬剤師用に配布されています。
そして
とりわけ病院薬剤師こそ、個人でiPadを持つメリットが一番大きいのではと思っています。
特にApple Pencilを組み合わせることで、病院薬剤師の仕事を最大限に効率化します。
ということで、iPadが役立つ理由について先に箇条書きで示しますと
①資料の管理、検索が簡単になる
②手書きのメモをiPad上に残せる
③録音機能で勉強会の復習を簡単に
④医師への提案を図やデータを見せながらできる
⑤セキュリティが厳重
箇条書きで示したことが、実際に私が使用してみて効果を感じていることです。
購入してから3年が過ぎていますが、今でも職場で十分活躍してくれています。
では詳しく見ていきましょう。
資料の管理、検索が簡単に
病院では製薬企業主催の勉強会や院内勉強会が多く開催されます。
講演会、勉強会が多いということは、それだけ配布資料がどんどん増えていくわけです。
資料の種類は医薬品の説明書、勉強会で配布された資料、講演会で取ったメモなど、あとで読み返そうと思って取っておくとかなりの量になってしまいます。
これを紙ベースで管理すると、バインダーやファイルが大量に必要になってきますし
一度ファイル整理をしてスッキリしたところで、今度は過去にやった資料を探す手間がかかり
何度探しても結局見つからなかった経験はないでしょうか?
上司からもらった大事な資料をなくしてしまい、
謝罪して、再びもらった経験があります。
さらに「あとで整頓しよう」と思って
そのままテーブルの上に放置……
おっさんのゴミ屋敷を整理、たまりまくりの紙資料を整理、台所やら放置のヨゴレをざっと処理して次は扇風機数台の掃除。
— に こ ちょ こ (@n_k_c_k) April 12, 2020
仕事もあるし一体いつ新しいパソコンに触れるんだろう。まっさらだぜ。
整理に時間がかかり、結局使わずにまとめてゴミ箱というパターンが多いですよね。
こういう問題を解決するのにiPadでものすごく役立つところが、
資料をPDF化し一つに管理できるところです。
もし紙の資料をもらった場合は、写真で取り込むかスキャナーで取り込むことでiPadデバイス内かiCloud上に管理できます。
写真で撮影しPDF化して取り込む場合は
Microsoft Office Lens|PDF Scan
Microsoft Corporation無料posted withアプリーチ
もしくは
Adobe Scan: OCR 付 PDF スキャンカメラ
Adobe Inc.無料posted withアプリーチ
といった二つのアプリがオススメです。
私はメインではOffice Lensを使用しています。
写真での取り込みが面倒であれば、スキャナーの購入もありだと思います。
アプリを使用する場合は、読み取る資料の枚数があまりない場合。
大量の資料がある場合は時間がかかるのでスキャナーを購入した方がいいと思います。
私の使い方としては出先ではアプリを使用して、自宅に資料を持ち帰ることができる場合はscansnapを使用しています。
これをフォルダで資料ごとにまとめることで、管理が容易になるのと、検索時にキーワードの入力ですぐに見つけることができます。
また取り込んだ資料は不要になるので、破棄することもできちゃいます。
結果としてバインダーやファイルなど必要なくなるので場所を取られることもありません。
手書きのメモをiPad上に残せる
お見苦しいかもしれませんが
こちらは実際にiPad上で日記をつけたものです。
このように講演内容などはiPadを使用して、データで残すことができます。
これこそがiPad最大の売りだと思います!
このようにiPad上でメモを取ることで、ファイルにまとめる必要もありません。
本当にこれは便利!検索すれば一瞬で探していた資料が見つかるわけですから。
資料を探すという時間がなくなるなんて素晴らしくないですか?
またメモを取るにはapple pencilが必要になります。
(iPad対応のペンは他社からも販売していますので純正のapple pencilである必要はないかと思います。)
また、ノートはGoodnotesというアプリを使用しています。
GoodNotes 5
Time Base Technology Limited¥980posted withアプリーチ
Goodnotesはネット上の情報をそのまま貼り付けられるので、これが勉強するのに本当に役立ちます。
例えば、勉強会中に何か調べ物をしたくなった場合です。
従来だとスマホで調べて、紙のメモに直接書くことになります。
しかしiPadだとSplit View機能(iPadの画面を2分割する機能)が使えるので、添付文書の一部分をコピーしてそのまま貼り付けることが可能になります。
メモを書く、あとで調べたことを補足して書くという手間を減らすことが可能になり相当役立ちます。
このサクッとやってしまう感覚があまりにも素晴らしいです。
録音機能で会議や勉強会の復習を簡単に
会議や勉強会では、話の内容をメモを取りながら進めていくと思います。
話す人の声の大きさや、話すスピードにより
十分に書き取れとれないといった経験はないでしょうか?
また録音機能はiPadだけでなく、スマホにもありますね。
iPadならばボイスメモを取りながら、Goodnotesにメモを取ることが可能ですが、音声データと書いたメモがリンクすることはできませんので
なぜこのメモを講演会中に書いたのか分からない場合は対策ができません。
こういう問題を解決するのが、ボイスメモと、ノート機能が一緒になったNotabilityというアプリです。
Notability
Ginger Labs¥1,100posted withアプリーチ
このNotabilityというアプリを使用すると、講演会などで、話者の話とメモした内容をリンクすることができます。
講演会後に振り返った時、「あの時にこういう話をしていたから、このメモを書いたんだ」というように、詳細を思い出しながら振り返りをすることができる優れものです。
Notabilityとipadの組み合わせは会議に使うのに最高の組み合わせですね😀
— イバスタ@グングン上昇⤴︎↗︎薬剤師 (@ibastration) January 14, 2020
以前はICレコーダーと紙のノートの併用でしたが音声も残るしデータは共有できるので相当便利です😄
しかも以前紹介頂いたofficelens もコラボできPDF 資料に直接書くことができ録音まで出来る優れものです😊 pic.twitter.com/NfnynuC8gN
しかも話すスピードを変速されることができるので、聞き取りにくければ、低速、サクッと聞きたければ倍速にできる特徴があるのでオススメです。
医師への提案を図やデータを見せながらできる
病院薬剤師がiPadを持って一番効果を発揮するのは、
医師とディスカッションをする時です。
医師に処方提案する時に、変更する理由と切り替える薬剤について説明をする必要があります。
例えば、
先生、食道カンジダ症に対してイトラコナゾール内用液を処方されましたが、患者さんはリバーロキサバンを既に内服していて、併用禁忌です。
こちら(iPad)を見てください。
なるほど、確かに併用禁忌だね。
代わりの薬ってあるかな?
ではこちらのアムホテシンBシロップはいかがでしょう。体内にほとんど吸収されないので、併用禁忌がありません。
では、アムホテシンBシロップに切り替えます
今までは必要な添付文書、参考書のコピーなどの準備をした上で、医師とのディスカッション臨んでいたのではないでしょうか?
しかも大抵立ち話になるので、時にはたくさんの資料を持ちながら、ディスカッションをすることがあると思います。
さらに、医師から添付文書の内容確認程度の質問だとしても、手元に資料がなく、確認するために医師とのディスカッションを一旦止めて、後ほど電話等で伝える必要がありました。
しかしiPadを持つことで、その場で調べ、回答することができるので、ディスカッションがスムーズになるメリットがあります。
実はこれって既に病院では当たり前の光景かなとは思います。
病院の廊下でMRがiPad片手に医師とディスカッションしているイメージを持ってもらえればと思います。
PC画面を見せながら、医師へプレゼンしているMRもおりますが、多くのMRが現在タブレットを用いて医師へプレゼンをしています。
製薬企業でもタブレットの有用性を認識し、MRへ配布しているわけですから、処方提案する病院薬剤師がもつ有用性もあるということなんです。
さらに、医師がApple製品を持っている場合はAirDrop機能が使用できるので、必要な資料はその場で送ることが可能です。
セキュリティが厳重
最後に
iPadはセキュリティが厳重なので個人情報を扱う病院薬剤師にオススメです。
まず、患者さんの個人情報をiPadに入れるということはないと思いますが、もし誤って入れてしまった場合、個人情報の流出の危険性があります。
しかしiPadはロックをかけていれば、まずiPadから個人情報の流出はないと思ってよいくらいセキュリティがしっかりしています。
その理由をこれから解説します。
ログイン時にパスコードが要求されます。
0から9までの数字を6桁、合計100万通りのパスコードになり、紛失しても、解除するには単純なパスコードではない限り、解除するのに気の遠くなるような時間が必要になります。
それでも不安な場合は、
パスコード入力を10回失敗するとiPad上の全てのデータを消去する設定をすることができます。
そちらを設定するとよりセキュリティが強固になると思います。
さらにiPadProもモデルによってはFaceID機能という顔認証機能も実装されているので、自分の顔でロックを解除することも可能であり、ロック解除の面倒な作業も不要になるというメリットもあります。
もしiPadを紛失したり盗まれたりした場合はアプリ内の「探す」機能を設定しておけば、見つけることが可能になるので、iPadでのセキュリティ対策はしっかりしていると言えるでしょう。
iPadを使って業務効率化を感じてみてください
いかがだったでしょうか。
今回は病院薬剤師にiPadをオススメする理由について解説しました。
私はちなみにiPad Pro11インチ2018年モデルとApplePencil2を使用しています。
2022年現在でも全く問題なく使用できています。
今でも買ってよかったと思っていますし、もっと早く買えばよかったなという思いです。
それは、冒頭で箇条書きしました
①資料の管理、検索が簡単に
②手書きのメモをiPad上に残せる
③録音機能で勉強会の復習を簡単に
④医師への提案を図やデータを見せながらできる
⑤セキュリティが厳重
これらを肌で実感しフル活用しているからです。
まだまだiPadでは私の知らないやれることがたくさんあると思っています。
もっと使い込んで、仕事を最大限効率化し、結果を出していきたいと思います。
以上です。
現在iPad AirでもApple pencil2を使用できるようになりました。
もしもコスパを重視する場合はiPad Airが特にオススメです