こんにちは、イバスタです。
今回は現役病院薬剤師のイバスタが病院薬剤師が面白いと思う4つの理由について解説していきます。
この記事は私の主観が入っております。
全ての病院には当てはまらないかもしれませんが、そこはご理解のほどよろしくお願いします。
では早速いきましょう
コンテンツ
病院薬剤師って面白いんですよ
私は病院薬剤師として6年間続けていますが、やっぱり続けている理由として、病院薬剤師が面白いからです。
つまらないければとっくに別な職業に転職していたと思います。
もちろん同じ業務を一定期間継続して行う病院、毎日違う業務を行うローテーション制の病院がありますので、全ての薬剤師の方に当てはまるわけではないですが、それでも病院は病院ならではの面白さがあると思います。
では私が面白いと思う4つの理由を先にあげます。
- 患者さんに感謝されてやりがいがある
- 自分の命、人生ついて本気で考える機会をもらえる
- 他職種と繋がれる
- ストレスに強くなっていつの間にか大胆に
では一つずつ解説していきます。
患者さんに感謝されてやりがいがある
まずは患者さんに感謝されると言うことです。
これは病院薬剤師をやっていて本当にやりがいを感じる瞬間です!
患者さんの病室にお伺いして、服薬指導をすると
お薬のこと分かったよ!ありがとうね
忙しいのに話にも付き合ってくれてありがとうね
〇〇さん
いえいえ、また来週来ますね!
私は患者さんへ服薬指導の際、雑談をよくします。
それは患者さんが人と話をすることでストレスが減ると私が思っているためです。
雑談を交えた服薬指導をすると患者さんの表情が明るくなり、スッキリした表情になります。
最後には笑顔で「ありがとうね」とお言葉をいただける時もあるんですよね。
これは本当に嬉しい!
患者さんの中には、
薬剤師さん
ありがとうね、おかげで助かったよ。
なんと!
拝んで下さる患者さんもいらっしゃいました。
(これは本当にビックリしました。)
申し訳ない気持ちでいっぱいではありますが、今後も患者さんの期待に応えるように頑張ろうと思えますし、拝んでいただける職業なんて滅多にないと思います。
患者さんだけでなく、ご家族からも感謝の言葉を頂けるのもありがたいですよね。
もちろん全ての患者さんに感謝の言葉を頂けるわけではないですが、それでも「ありがとう」と言う言葉を頂きながら給料を頂ける病院薬剤師は今でもやっていて良かったなと感じています。
自分の命、人生ついて本気で考える機会をもらえる
病院では、毎日患者さんが亡くなり、退院されていきます。
医療者がどんなに頑張って救命措置をしたとしても、人は亡くなっていきます。
死は誰にでも訪れます。
それが子供でもお年寄りでもです。
亡くなった患者さんには看護師さんにより患者さんの外見を整え、少しでも生前の元気な時の姿に整えるエンゼルケアを施して、ご家族とともに退院されていきます。
患者さんがお亡くなりになるのは突然のこともあって
来週また昔の話の続きを聞かせてくださいね
薬剤師さん来週また来てね。
待っているからね。
私がこんなやりとりをしたその夜に、急変して亡くなっていたと翌日、出社した時に知ったこともありました。
病院では日常的に患者さんが亡くなり、死が当たり前の世界です。
そして関わった患者さんの死に触れるたびに、自分の生き方、命の儚さを感じずにはいられません。
今の人生はどうなんだろうか?
やり残していることはないのだろうか?
生きるとはどう言うことなのか?
患者さんが生きたかった明日を私はどう生きていくのか?
答えが出ることのない問題ではありますが、そんなことを日々考え、いつもで全力で自分に納得ができるように仕事をしています。
色々な人と繋がれる
病院というのは、医師、看護師、リハビリ、放射線技師、検査技師、事務員など多職種で病院を運営しています。
仕事は一生懸命。でも休日の遊びも一生懸命。
休日は仕事で知り合った気の合う他職種メンバー達と
BBQをしたり
フットサル、野球、マラソンなどスポーツをしたり
気になる人に恋をしたり
病院はスタッフが非常に多いので、気の合う仲間を見つけられることができます。
もちろん将来その仲間たちと意気投合して、自分たちで独立したりすることもできますね。
病院薬剤師をして嬉しかったことは、他職種のスタッフとオフの時に充実した休日を過ごすことができることです。
私は看護師さん、理学療法士の友人とBBQをしたり。若手の医師たちと一緒にカードゲームをしたりと休日は他職種のスタッフと楽しんでいます。
こういう休日でも気の合う仲間達と過ごせることも病院薬剤師をしていて面白いなと感じるところです。
ストレスに強くなっていつの間にか大胆に
他の仕事もそうですけど、薬剤師の仕事も結構ストレスがかかりますよね。
例えば、医師、その他職種からの叱責、理不尽な対応などストレスを感じやすい職場であることは残念ながら間違いないです。
さらに患者さんも多種多様です。
高学歴の方から、漢字が書けない方まで、経済的に豊かな方から、その逆まで、色々な方がいらっしゃいます。
まさに病院は社会のミニチュア版だと私は思います。
そのため、私が同じ話をしても患者さんの受け取り方、理解の仕方が違いますので、なぜ怒られるのか?と言ったわからない場面も当然出てくるんですよね。
だからこそ、全ての人に対し正しい対応というのはないので、どこかで必ず怒られたりします。
しかし、怒られることに対して、少しずつストレス耐性がついてくるので徐々に慣れてきます。
もちろん残念ながらそのストレスに耐えきれず辞めていかれる薬剤師の方もいるのは事実です。
病院での理不尽な対応に慣れてくると、日常のストレスに対しては割と耐性がついてきて、いい意味で図太くなってきて次第に行動が大胆になってきます。
例えば、今まで自分から積極的に意見を言えなかった。
しかしカンファレンスなどで発言する場が増えてから、恥ずかしさや緊張によるストレスに慣れてきて、自分から積極的に意見を言えるようになった。
医師の無茶振りに対応しているうちに色々なことが平気になった。
と言ったようにストレスが決して悪い方向に向かうわけではなく、今までできなかったことができるようになったという人もいます。
病院薬剤師をやって今も良かったと思っています
今回は病院薬剤師をやっていて良かったことについて取り上げてみました。
病院薬剤師は忙しい、給料が低いなどネガティブなイメージが多いですが、しかし結構やっていてやりがいや他職種と付き合えたりと楽しいところがあります。さらにやり方次第では病院薬剤師の方が実は待遇がいい場合もあります。
病院薬剤師さんの方が倍以上勉強になるし日々充実した日々を送れると思いますが、私は学費に大分課金してしまったので就職の際は金👌のことしか頭になくて楽して金👌稼げる方を考えた結果、今に至ります。奨学金という借金もあるから〜。でも患者さんとコミュニケーションとれて楽しいよ!
— 映瑠 (@htm_maho) August 22, 2020
もしもお金で病院薬剤師を諦めるようでしたらこちらの記事を参考にしてみてください。
確かに病院薬剤師はストレスもありますがしかしやりがいを感じたり、面白いと感じると思える職業だと思います。
病院で研究を重ねて、実績を積み上げれば講演会などもどんどん呼ばれると思います。
ただし、病院薬剤師になる前には本当に自分のやりたいことができる病院なのか必ず聞いて、見学をしてくださいね。
以上です。