こんにちはイバスタです。
今回は私が実践しているプレゼンの話し方についてお話したいと思います。
まずは私の背景についてです。
- 毎年最低10回以上は研修会、講演会、学会発表をしている
- 一度に571名の方にプレゼンした経験あり
- 製薬会社主催の講演会に毎年複数回、演者として呼ばれている
- 計200回以上は発表している
- 講演の時間は7分間から90分間まで幅広くこなした実績がある
さて今回、90分形式のプレゼンをやりました。プレゼン後受講者レポートで多くの出席者から発表に対する反響が良く、私の経験がお役に立てるのではと思ったためです。
では早速いきましょう!
レポートでは以下のコメントを頂いております。これは約90名の講習会で、特にプレゼン内容の評価ではなく、自由記載でのコメントで全体の約20%の方が講演が面白かったとのご意見を頂いたので、役立つ内容を提供できるのではと判断しています。
- オフレコを含め一番楽しい時間でした。
- お話しして下さるテンポが良くてとても聞きやすかったです。
- 聞きやすい講義で楽しかったです。
- 声が大きく説明が聞き易かったです。
- 話をわかりやすくしてくれて聞き易かった
- 本日最後の講義でしたが、とても良い講義だったので眠くならず最後まで聞くことが出来ました。
- とても聞きやすくおもしろかったです
- ありがとうございました「えー」「あー」「うー」など言葉に詰まることなくとても聞きやすく思いました。
- テキパキと説明して頂き、分かりやすかったです。
- 4つの講義のうち寝てた隣の方が、先生の講義はしっかり起きて聞いておられました。それ位聞き易く惹きつけられるお話でした(^ ^)
- とてもわかり易く楽しく学ぶことができ、あっという間に1時間半が過ぎました。
- 90分あっという間で内容がわかり易くとても面白かったと思います。また来年もお願いします。
- とても楽しく拝聴することができました。
- 最後の講義ということで少し疲れていましたが、楽しく講義を聞くことができました。
- 今まで受けた講義の中で一番面白く楽しく分かりやすかったです。
この記事では、プレゼンの話し方について私の実際の経験をお話しします。
この記事を読むことで、聴者を惹きつけるような具体的な話し方を提案させて頂きます。
ただし、読んだら終わりでは身につきません。必ず繰り返しの練習が必要になります。練習を繰り返すことで素晴らしいプレゼンの話し方を取得できます。
さて先に言ってしまうと、プレゼンはミュージカルだと考えています。
私が演者(演じる者ですからね)で来て頂いたお客様に満足して頂くことが目的になります。
満足させるために、まず内容に興味を抱かせる必要があります。
一般的な内容、知っている内容でも興味を抱かせることは可能です。
興味を持って来た方も、理由があり興味がなく来た方も、
このプレゼン、今までにないくらい面白いんだけど
といったような感情にできればうれしいですよね?
まず話し方を上手くするためにはテクニックよりも「楽しませる」という意識が圧倒的に重要です。
少なくとこのような意識をもつとプレゼンの根本が変わりますので、ぜひこの意識をもって下さい。
参加した皆さんはこの時間は私に時間を割いている。楽しんでもらいたいなという感覚を持つといいですね。
プレゼンの話し方で最も重要です。
プレゼンの話し方を制するには自信と声の大きさです。
自身のない方だと、説得力がないですし、声の小さい方のプレゼンは何を言っているのか聞き取れることに神経を使い、疲れてしまいます。
またプレゼンに演者自身が何か不安材料があるのかな、分からないことがあるのかなといった不安を聞き手は抱きます。
自信をつけるのは何回も練習することで解決します。私は本番までに最低30回は練習をします。繰り返し練習をして自信をつけて行きましょう。
声は張りましょう。そして大き過ぎるくらいでちょうどです、地声でプレゼンをやるくらいでいいと思います。
大体マイクを本当に使う必要がある会場なんて限られていますので。
しかも地声ならば声を張る必要があるので、自ずとはっきりとした声になります。それくらいの大きさだと聞き取りも楽です。大き過ぎるのであればマイクを遠くに調整すればいいので、地声でプレゼンするくらいの大きさでやりましょう。
さてプレゼン中に頭が真っ白になり内容を忘れてしまいました。
また言葉に詰まってしまいました。
時間は限られています。分かるところから進めて行きましょう。止まってはダメです。徐々に思い出したら戻って説明していきましょう。順番に説明するのが正解ではありません。時間はありません、分かるところからどんどん説明して行きましょう。
もしそれが嫌ならば「詰まってしまいました!続けます」くらい言ってもいいかもしれませんね。
原稿をプレゼン中に見て、会場に目を向けないプレゼンは聞き手を置いていってしまっていると思って下さい。
せっかく時間をかけて準備したプレゼンが台無しです。
原稿はぜひ作って下さい。それが話のベースになりますし、何を話すか一度頭を整理するのに役立ちます。
話す内容をしっかり定めていないと、考えながらプレゼンをするので、「あー」、「えー」など言葉に詰まりやすくなり聞きづらくなります。
原稿があれば内容の流れを把握できており、練習を繰り返すにも便利です。
ほとんど同じ内容で発表できるので、次第に慣れてきて話すスピード、声の大きさへ意識を向けることができます。
そのため原稿は書くようにしましょう。
ただし、書き方の程度は自由です。何を伝えるか箇条書きにしてもいいですし、全て書き出してもいいと思います。
原稿を一字一句正確に読む必要は全くありません。
適当でいいんです。肝心なところが伝わればいいんですから。
そして余裕が出て来たらアドリブを入れましょう。渾身のギャグは失敗しますので、ちょっとした補足ですね。アドリブをどんどん入れて行くことで、プレゼンの束縛から徐々に解き放たれていきます。
急がないようにと言われてもどうしていいか分からないですよね笑
その時は、わざと間少し空けたり、一呼吸して回り道をしましょう。
聞き手は10秒くらい遅くなってもなんら気にしませんし、間が空くので良いテンポになり、いい流れになります。
プレゼンが上手いと言われる人は、間の使い方がとても上手いです。間があると余裕があるように見え、権威性があるように見えます。
TEDというサイトではとても参考になるようなプレゼン動画がたくさんありますので紹介します。
皆さんプレゼンが非常に上手く、間の使い方、声の大きさ、抑揚のしかたが参考になります。是非、意識して視聴してみましょう。
急がずに、自分は大物なんだというイメージで余裕を持って、雄弁に語りましょう。
いかがだったでしょうか?
今回はプレゼンの話し方についてお伝えしました。
話し方のテクニックというものは重要ではないと思います。
それよりも根本的な聞き手に対する配慮の仕方で大きくプレゼンの質が変わります。
来て頂いたお客様に最高のエンターテイメントを提供する。
面白かった、学べたなという感覚を持って頂きたいのならば、その意識を持ちながら繰り返しプレゼンの練習をすれと結果が出てくると思いますのでぜひ参考にやってみて下さい。
以上です。