こんにちは、イバスタです。
先日、タイへ旅行に行きましたが、タイ料理が辛く、帰国前日の夜に下痢になりました。市販薬をいくつか持って来ていたので事なきを得ましたが、海外旅行に行くときにはぜひ市販薬を持って行くことを痛感したので今回は海外旅行に持って行くのにオススメの市販薬を紹介します。
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持っていくと安心するオススメの市販薬
これは必ず持って行って欲しいオススメの解熱鎮痛薬です。まず滞在先で発熱や頭痛があった場合に役立ちます。またアウトドアスポーツでの筋肉痛にも有効です。非常に汎用性が高く使い勝手がいいです。
ロキソニンSプラスをオススメする理由ですが、ロキソニンSと異なり胃粘膜を保護する酸化マグネシウムが含まれており、ロキソニンの胃部不快感、胸焼けの副作用防止になります。これによりガスターなどの胃薬を余分に持参する必要がなくなります。
新ビオフェルミンS錠は日常的に愛用している市販薬です。指定医薬部外品に該当します。旅行前から飲み始めてもいいと思います。
旅行へ行きますとついついお肉ばかり食べたり、お酒を飲んだりと偏食気味になります。すると腸内環境が悪くなり下痢気味になります。また腸が疲れてしまい、体調も悪くなります。従って旅行先でも腸内環境を整えておくことで、楽しい旅行ができます。
また値段も高くないのでとてもオススメです。
腸内にすみついている1,000種100, 0兆個以上もの細菌の集団のこと。健康なときはよいはたらきをする乳酸菌などが優勢な状態でバランスが保たれていますが、からだの不調、食事・環境の変化、ストレス、高齢化などで悪い菌が増え、腸内菌叢が乱れてきます。
新ビオフェルミンS錠説明文書より
こんなとき乳酸菌を補給して正常な状態に保つことが大切です。
食あたりになる可能性がありますので、念のため下痢止めを何錠かもっていくこともオススメです。
旅行先では移動手段が電車以外にタクシー、バスといった移動手段がありますので乗り物酔いになりやすいです。乗り物酔いの薬がオススメです。こちらは
1.動揺病
トラベルミン配合錠添付文書より
船酔い・車酔いなどの動揺病に対する有効率は91.55%
(336/367)であった。
非常に効果がある一方で第一世代の抗ヒスタミン薬のため鎮静作用が強く眠気が生じやすくなります。
トラベルミンRですとジフェンヒドラミンの代わりにジフェニドールという成分が入っており、めまいを抑える働きがあるので、眠気は出て欲しくないけれど乗り物酔い止めの薬を飲みたい場合はこちらがオススメです。
プラスアルファで持って行くオススメの市販薬
旅行者下痢は、旅行者が最もかかりやすい病気です。毎年、海外旅行者の20~50%、おおよそ1,000万人が下痢にかかっています。
日本消化器学会より引用
旅行先で起こりやすいのが食あたり、水あたりです。海外ですと衛生環境が十分でないところが多く、ナイトマーケットでの食事で食あたり、水あたりを起こし下痢になります。このストッパ下痢止めEXは突然の下痢や痛みを伴う下痢に有効です。例えば今日帰国しなければならないが下痢が止まらない時などに内服して下さい。ただし、発熱を伴う下痢や血便の場合は内服せず現地の病院にかかるか帰国後に、すぐに病院に受診して下さい。
また下痢になった場合は脱水になってしまうので細かな水分補給が有効です。
旅行による慣れない環境でのストレスで腹痛になることがあります。
この時はブスコパンが有効です。
旅行先での鼻水、むずむず感にはアレジオンが有効です。こちらは第二世代ヒスタミン薬で鎮静作用が少なくなっているので眠気などが少ないです。
日本で事前に購入し持って行くことがオススメな理由
まず現地調達しようという考えはやめることをオススメします
現地調達では購入までに時間と手間がかかりすぎます。
まず薬局を探さなければなりませんし、渡航先で薬局を地図を頼りに探すのはまず無理だと思います。アプリの地図で探すことになりますが、海外ですので、持参したモバイルwi-fiの利用もしくはfree wi-fiのスポットを探さなければなりません。
加えて開業している時間に行く必要があること、薬を買うときに英語や現地の言葉で対応しなければなりません。しかも何かしらの症状が出ていて薬を買いに行くわけですから、その時間も我慢しなければ行けませんし、市販薬を手に入れるまでのハードルがあまりにも高すぎます。
従って海外で薬を購入するのは余程のことがない限りオススメしません。
こちらはタイで実際に購入したロキソプロフェンです。日本ではロキソニンという商品名で売られていますが、タイではJAPROLOXという製品名で売られています。
これを店頭で見つけてロキソニンと分かるには、成分を知らなければ見つけることはできません。薬剤師ならば成分名でも分かりますが、一般の方ではかなり難しいと思います。
まとめ
今回は海外旅行をした時のオススメの市販薬を紹介しましたが、薬は少量でいいので必ず携帯していくことをオススメします。海外旅行で生じやすいのは、旅行者下痢です。またストレスによる腹痛、頭痛、発熱などがあります。また外務省では渡航先で体調を崩した時のためにという案内もありますのでご参照下さい。
渡航先で体調を崩した時のために、世界の医療事情、医療機関情報(外務省)
- ロキソニンSプラス添付文書
- 新ビオフェルミンS錠説明文書
- ビオフェルミン下痢止め添付文書
- ストッパ下痢止めEX添付文書
- ブスコパンA錠添付文書
- アレジオン20添付文書
- トラベルミン添付文書
- トラベルミンR添付文書