こんにちは、イバスタです。
今回は病院薬剤師の当直の仕事についてお話しします。
病院薬剤師の日直は各病院によって違うかと思いますので、一つの例として参考にして頂ければと思います。
病院薬剤師の1日についてはこちらの記事を参考にして頂ければと思います。
ではまず私の病院の当直体制などの背景についてです。
- 当直帯は1人での勤務
- 勤務内容は院内処方対応、電話対応、薬品請求対応、問い合わせ対応など
- 12:00以降はon call(当直室で寝ることができる)
- 夜間救急は受け入れている
こんな感じです。24時以降は当直の先生によって起こされる頻度は異なりますが、夜間帯に起こされる頻度としてはおおよそ3回くらいです。
この記事を読むことで病院薬剤師の当直の仕事の内容や忙しさ、大変さ、逆に得られるメリットについて解説します。
では早速いきましょう。
コンテンツ
病院薬剤師の当直について

先に言ってしまいますと、
当直は大変な時もあるのですが、毎回ではありませんし楽な時もありますよ。
当直帯は通常よりも人数が少ない中で業務をこなしていきます。
私の場合は夜間帯は1人薬剤師で業務を行います。
何もなく平和に当直を過ごすことが出来ればいいのですが、いつ救急の患者さんが入院してくるか分かりませんので、連絡が来たらすぐに対応ができるようにしておきます。
また、日中に分からない問い合わせが来た場合は、認定の薬剤師さんなどに質問することも可能ですが、当直帯では1人もしくは限られた人数で対応しなければなりません。
こういう背景もあるので大変なイメージを持たれることもありますが
しかし、場合によっては全く呼び出しもなく朝を迎えることも出来ます。
では詳しく解説していきます。
1人での当直勤務

当直帯では1人で勤務することになり、1人で調剤と監査をすることになります。
夜間ですから、疲れで調剤、監査ミスしやすい環境になります。
しかも他に誰もいないので、いつも以上に慎重に調剤と監査をします。
以前カロナール500mgの規格のものを誤って200mgを渡してしまい、渡した後にすぐに気づき、患者さんの元へ走り回収したことがあります。
慎重であっても、他のこと(例えば問い合わせがあったなど)が同時に来た場合はそちらへ意識がいってしまうことがあるので、注意力が落ちてしまいます。
こういう時こそ冷静に対応したいものです。

夜間は頭がボーッとしてしまうので、1つずつゆっくりと確実に対応するのがいいですね。
また、冬場になるとインフルエンザの患者さんが救急外来で多く来ますので、患者数が通常より増えます。
処方された処方薬の調剤件数が通常より増えますので、特に冬場は忙しさも変わって行きます。
それでも1人で対応しなければならず、夜間帯はかなりの割合でコールが来て起こされます。
深夜帯に呼び出され、頭が十分に働かず、調剤ミスのリスクが高まります。
また話を聞いて欲しい患者さんもいらっしゃいます。
最後まで付き合ってあげてしまうと、次の患者さんを待たせてしまうため、ある程度時間を区切る配慮も必要になります。
一方で処方される薬は非常にシンプルです。
カロナールだけやロキソニン、レバミピド、マグミット、センノシドといったシンプルな処方ばかりです。
これは救急での処方になるので、慢性疾患の薬は出さないためです。
もちろん、重症の患者さんはそのまま入院となります。
軽傷や経過観察でよい患者さんに向けた処方です。
夜間対応をしていると患者さんの中には、なんで3日分しかでないのかと話される方もいます。
しかしあくまで救急のため、短い日数しか処方しませんとお伝えし対応しています。
処方内容によっては疑義照会を行うこともあります。
よくあるのは、小児の投与量や他の医療機関で内服していた同効薬の重複などです。
アルバイトで当直担当となった医師だと、いつも使用している電子カルテとは異なる場合が多いので、電子カルテの操作を間違え、1回量を1日量で出してくる場合があるので特に注意が必要です。
PHSの着信音の幻聴が聞こえることも

当直で何度か呼び出されたりすると、PHSの着信音が鳴っていないのにも関わらず幻聴が聞こえてくることがあります。
当直終わった日の夜にベッドに入るとPHSの着信音が幻聴で聞こえることがあります。
この幻聴は薬剤師だけでなく、当直をする医師や看護師、その他スタッフも幻聴で聞こたことがあるとのことで同僚や医師と幻聴の話で盛り上がることもあります笑
薬品の請求対応

夜間に入院された患者さん、急変してしまった患者さんへの薬剤投与のために看護師さんから薬品請求が電話がきます。
その場合は、当直室から薬局へ戻り、看護師さんへ請求された薬品を渡します。この時も頭がぼーっとしていたりするので、名前の間違いや、規格も間違いには気をつけなければなりません。
名前や規格間違いは、場合によっては患者さんの命の危険を脅かす可能性があるので、頭がボーッとしていても、冷静に何度も確認しながら対応しています。
薬品名と規格は看護師さんと一緒に読み合わせて確認するといいですね。
当直にはメリットもあります

病院薬剤師になりたくない理由として当直があることも挙げられますが、当直は悪いことばかりではありません。
病院薬剤師だと当直があって嫌だなと思いますが
— イバスタ☺グングン上昇⤴⤴薬剤師 (@ibastration) September 26, 2019
結構いいと思うのは
✍️当直明け後の朝が清々しい
✍️1日フリーで、平日休みを満喫
✍️帰って寝る時に幸福度が非常に高い
✍️ちょっと寄り道しておしゃれなカフェで朝食を取る
✍️当直明けから土日挟んで3連休での小旅行
プラスに考えると結構いいですよ😋
当直手当が付くことはご存知かと思いますが、平日の当直明けはいつもと違う休日です。1日フリーで平日休みを満喫できます。
では当直することでのメリットについて話していきたいと思います。

当直の時間帯が終わり、勤務から解放されます。
するとまず緊張の糸がほどけホッと一息ついて帰ります。
更衣室で着替えをし、出口の扉を開けます。すると鳥の鳴き声と朝日を浴びて、とても気持ちが良く清々しい朝を迎えられます。
仕事をやり切った感情と充実感でとても心地がいいですね。
そして着替えを済ませているので、どこかへ出かけてもいいですし、帰宅して一度寝てから行動してもよし、そのままゴロゴロしててもよし、昼間からお酒を飲んでもいいですよね。
平日のお休みという、いつもと違う非日常に気持ちが高まります。

さて当直明けはお休みとなるので、ほぼ丸1日お休みをもらう形になります。
平日ですので混雑していません。どこかへ外出するチャンスです。
休日では行列のできるお店も、平日だと空いているかもしれませんし、近場のカフェで美味しい朝食とコーヒーでリラックスするのもいいですね。
私の職場の同僚では当直明け後にスノーボードをしに雪山へ行ったり、海へ行ったりする方もいます。
中にはディズニーランドに行く猛者もいました笑

仕事をやり切った充実感と、いい感じの疲労感、日中に眠れるという幸福感で布団に入るととても幸せを感じます。
こういう経験は夜勤帯を経験しないと得られない幸福感です。実は私は一番これが当直していて幸せだなと感じたことです。
通常お休みだとなにかしらやらないといけないという感情になりますが、すでに仕事をやり切っているので、何も考えずに布団に入ります。
布団に潜る時には幸せだなと感じながら眠りにつきます。

実は病院薬剤師は旅行がしやすい環境にあるのではないかと思います。
当直で最大のメリットではないでしょうか?
例えば木曜日に当直担当となり、金曜日が当直明け、土日は公休であれば、2泊3日の小旅行ができます。すると国内ならば大体旅行ができますね。
さらにメリットなのが、年休申請をせずに堂々と旅行ができるわけです。職場が忙しい時期やスタッフが足りない時に年休申請をするのは結構気が引けます。
なので当直明けを利用し小旅行を計画することもできます。
ちなみに私はこの方法でタイに行きました。機内で寝れば寝不足対策にもなりますし、気づいたらタイに着いていたというように一石二鳥ですね!
当直は大変な時もありますが、メリットもあるのでいいですよ

いかがだったでしょうか。
当直は忙しかったり、大変なこともあります。
もちろん、病院により当直体系は異なるので必ずしも全てが当てはまるわけではないと思いますが、大変なことばかりだけではなく、当直明けのメリットもたくさんあります。
そして、何もなく平和に当直を終えることも出来ますので当直があるから病院薬剤師は嫌だなとか、当直は辛いだけという考えを少しだけも変えて頂けたらと思います。
以上です。

