こんにちは、イバスタです。
病院で勤務していると、他の病院薬剤師の仕事と違いはあるのかな、と思うことがあります。
この記事では病院薬剤師の仕事についてある程度調べていて、具体的なイメージがあまり湧かない人、これから病院薬剤師になりたい、興味がある人に役立つ内容にしています。
この記事は3分程度で読み終わります。
読んだ後には、病院薬剤師について具体的なイメージが湧いてくると思います。
では早速いきましょう!
病院薬剤師の仕事について調べるために検索したところ、ある程度仕事の内容はネットから調べることができた。
しかし1日を通して病院薬剤師がどのような仕事、動きをしているのか分からない。
こういう悩みってありませんか?ネット上では業務については表面上は知れますが、具体的な内容はよく分からない…..ということです。
先に言ってしまうと、そもそも病院薬剤師の仕事は広いです。
そして、病院によって仕事の仕方はバラバラです。同じ業務を担当する薬剤師もいれば、日によって違う業務する薬剤師もいます。
今回は実際にあった薬剤師の1日について解説します。ニーズがあればまた別な1日の例をアップする予定です。
コンテンツ
ある病院薬剤師の1日【色々な所で仕事してます】

8:30〜10:00
本日退院する患者さんへ退院指導を行います。退院処方、お薬手帳、持参薬の返却をします。
10:00〜12:00
前日勤務時間外に入院してきた患者さんの対応を行います。持参薬の鑑別、初回服薬指導を行います。
勤務時間中
医師、看護師からの質問や依頼に対応します。医薬品の在庫確認、発注依頼について。薬剤の選択や薬剤をどこの点滴ルートで流すか、相互作用はないか確認の相談があります。
13:00〜15:00
患者さんが内服するお薬を与薬カートへセットします。結構時間がかかります。別の患者さんへ間違って配薬しないように注意します。
15:00〜15:30
循環器内科のカンファレンスに参加し、患者さんの現在の状況、今後の方針について確認します。ここで処方提案をしたりします。
15:30〜勤務終了まで
午後に入院してきた患者さんの対応をします。また残った患者さんのカルテを書いて勤務終了です。カルテ記載が終わらず勤務時間外までかかることもあります。
私の施設ではこんな感じで1日が過ぎて行きます。
私の場合は翌日はまた違う業務(抗がん剤調整、調剤室での調剤業務など)をしますので、実際の業務内容は希望する職場に問い合わせて、ぜひ確認をして下さいね。
ではそれぞれ細かく見ていきます。
退院指導

まず朝礼後、すぐにやることは、本日退院患者さんへの退院指導です。
患者さんからお預かりした持参薬、お薬手帳返却の準備。退院処方で不足していないかどうかの確認。外用薬の渡し忘れなどのチェックを行います。
患者さんご自身で薬を管理して、退院処方薬をご本人へ直接お渡ししても問題なければ、そのまま患者さんへ準備したものをお渡しします。
一方で本人管理が難しく、薬の管理が家族や施設職員の方である場合は家族、施設職員それぞれに入院中に変更となった内服薬、新規追加となった薬の説明、注意すべき点などについて説明を行っていきます。
このときになにか質問があれば対応をします。
新規入院患者さんへの対応

退院指導が終わりましたら、次は前日の勤務時間外に入院してきた患者さんへの対応をします。
患者さんが内服している薬を病院へ持ってきてくれた場合は持参薬として電子カルテ上に登録します。
この時に必要なのがお薬手帳です。お薬手帳を確認することで現在内服している薬を把握することができます。
患者さんによっては内服の有無に関わらず、ひとつにまとめて持って来るので、ここでしっかりと現在内服している薬を把握するわけです。

残念ながら持参薬を持って来る患者さんが必ずしっかりと内服しているわけではありません。飲み残しの薬(残薬)を大量に持って来る患者さんもいます。
残薬の中には期限が切れている薬もあり、期限が切れていないかチェックもしています。期限が薬は分別し、患者さんの同意のもと破棄しています。
医師からの相談、質問

勤務中には医師から電話や直接質問、相談が来ます。
質問内容は慣れない薬の使用方法(例えば新薬の使用方法)、抗生剤の投与量や菌の同定による適正な抗生剤の選択について、患者さんへの薬の説明依頼など、医師から相談されることは日常業務の一つです。
患者さんの症状や状態から判断し、医師へ薬剤提案をします。結果が反映し、症状が改善した時には非常にやりがいを感じます。
ブログの題材にした日はバンコマイシンのTDMを依頼され、投与設計を行っています。
看護師からの相談、質問

病棟勤務になると看護師さんからの質問、相談があります。
最も多い問い合わせは注射薬の相互作用についてです。
例えば、フロセミド(商品名:ラシックス)、フェニトイン(商品名:アレビアチン)などは、他の薬剤と相互作用し白濁、沈殿の原因になります。そのため輸液ラインを新たにとってもらうか、投与時間をずらしたりなど薬剤師の腕の見せ所の一つかと思います。他にも、インスリンの投与タイミング、吸入指導、抗がん剤の副作用対策などの相談などあります。
配薬業務

お昼を挟んで午後は別病棟の配薬業務を行います。
継続で内服している薬(定期処方)、追加処方になった薬(臨時処方)を配薬カセットにセットします。これが病棟入院患者さん全員になると、配り終わるまでに2時間以上かかり、場合によっては配薬で午後が終わる場合があります。
配薬する薬が多いため、配薬ミスに繋がる危険性が常にあり、何度も見返したりして、患者さんの誤飲防止に努めています。
カンファレンスの参加

15:00には、循環器内科のカンファレンスになります。
カンファレンスには、医師、看護師、薬剤師、リハビリスタッフ、医療事務が参加しています。医師(研修医がいる場合は研修医)が各患者さんの治療経過を説明し、患者さんの現状状態、今後の治療計画、退院先の検討、ご家族、本人へIC(インフォームドコンセント)はどうするかなど話を進めていきます。
薬剤師は患者状態から、薬の処方提案を行います。抗がん剤を使用する科(消化器内科、呼吸器内科など)であれば、化学療法の投与スケジュール、使用薬剤用量を確認します。確認後、使用する薬剤の在庫確認をし、なければ発注を依頼します。
午後の新規入院患者対応

新規入院患者さんと同じ対応をします。やる内容に変わりはありません。
午後に入院してくる患者さんは、多くは予定入院なので、持参薬やお薬手帳をしっかり準備して入院されます。
ご家族と一緒に来ることが多く、お預かりしたお薬手帳や持参薬を持って病室へ内服状況などを確認するためにお伺いします。
ご家族から患者さんの内服状況(とろみ剤を使用していたのか、内服できていたのかなど)詳細な情報を聞いて、情報を取っていきます。
午後入院の患者さん対応が終わると、午前中に終わらなかった患者さんの服薬指導記録を電子カルテに記載します。
業務時間内に記載を終えるように努力しますが、配薬が終わらない、緊急入院の新規患者さん対応などがあると時間外までかかることがあります。
そのため毎回必ず定時に帰れるということは病院薬剤師にはないと思った方がいいかなと思います。
他の職業もそうかもしれませんね
ただし、うまくマネジメントすれば、早く仕事を切り上げることは可能です。
まとめ:病院薬剤師の仕事は色々あって面白いですよ

最後に病院薬剤師の1日の仕事内容の例をあげてみましょう。
- 退院指導
- 新規入院患者対応
- 医師からの相談、質問
- 看護師からの問い合せ
- 配薬業務
- カンファレンスの参加
- 午後の新規入院患者対応
これは私の施設の1例に過ぎません。
他にも抗がん剤混注、外来化学療法室での患者さんへの服薬指導などまだまだありますので、毎日変化を持って仕事に望むことができます。これが病院薬剤師の面白い所だと思います。
病院薬剤師の1日の仕事内容のイメージは湧きましたでしょうか?
それでは以上になります。

